ブロックの持つ可能性を体感「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方 2」

2019年7月に配信されたエビスコムの電子用書籍「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方 2(ランディングページ&ワンカラムサイト編)」を読んだので、その感想を述べたいと思います。

グーテンベルク(Gutenberg)だけでここまでリッチなコンテンツをつくることができるという、ブロックの持つ可能性を体感することができます。

読んだ感想

読んでいるときに思った感想を羅列してきます。

  • グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方(入門編)の完全な続編
  • グーテンベルクのブロックの使い方、活用法が学べる
  • モバイルファーストじゃなくなってる
  • 既存ブロックのカスタムとサードパーティ製のブロックを使用
  • 従来のスタイルでの作成が冗長

グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方(入門編)の完全な続編

この「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方 2(ランディングページ&ワンカラムサイト編)」は以前出た入門編の完全なる続編となっています。

過去記事:エビスコムの電子書籍用入門書「グーテンベルク時代のWordPressノート テーマの作り方(入門編)」

グーテンベルクに対応した基本的なテーマのつくりかたはすでに知っているといった方なら、このランディングページ&ワンカラムサイト編から読んでもかまいませんが(サンプルのデータなども用意されています)、なるべくなら入門編から読んだほうがよりわかりやすいはず。

特に1カラムに再構築するときに、テーマのレイアウトについて理解していたほうが読みやすいと思います。

グーテンベルクのブロックの使い方、活用法が学べる

この本はWordPressのテーマの作り方について採り上げた内容になっていますが、グーテンベルクのブロックの使い方、複数のブロックを組み合わせた活用法なども学ぶことができます。

この本ではテーマをカスタマイズしてページをつくっていますが、カスタムせず他のテーマを使っている場合でもブロックを組み合わせたり、サードパーティ製のブロックプラグインを利用するなどして、このようなランディングページを作ることができるんだと学べるのではないかと思います。

私も最近になってクラシックエディタからグーテンベルクを使い始めましたが、Wordなどのソフトを使っているかのようにやりたいことを実現することができ、まるで積み木を積み上げていくような感覚でページを作れてしまいます。
グーテンベルクはWebページ制作に慣れていない方ほど向いた、すぐれたエディタだと感じました。

モバイルファーストじゃなくなってる

この本を読んでいるときに気になったことが、入門編ではモバイルファーストで作成していたのが、このランディングページ&ワンカラムサイト編ではモバイルファーストじゃなくなったことです。

ランディングページという性質上、モバイルファーストで作成する必要が薄いというのもあるかもしれませんが、できることならなるべく統一してほしかったというのはあります。

既存ブロックのカスタムとサードパーティ製のブロックを使用

ランディングページはブロックスタイルのアレンジと、一部のセクションでサードパーティ製のブロックを使用して構築されています。

ブロックスタイルのアレンジでこんなことができるんだという新たな発見があって良かったのですが、最新記事のセクションではアイキャッチ画像が出力できないため、サードパーティ製のプラグインが使われています。

これが私にはちょっともやもやで、テーマの作り方と書いてあるんだから、どうせならブロックをオリジナルで作ってほしかったというのもあります。

まぁ、すべてを自分でやろうとせず「世の中にはこんなに便利なプラグインもたくさんあるんだから、どうせなら活用していこうぜ」というのも理解できますが、読む前にちょっと期待していた部分でもあったので残念ではあります。

オリジナルのブロック開発は続編に期待ということで良いのでしょうかね

従来のスタイルでの作成が冗長

グーテンベルクを活用したランディングページの作成法だけでなく、カスタムフィールドをつかった従来のスタイルでの作成法も載ってあるのですが、私にはちょっと冗長にも感じられます。

グーテンベルクのテーマの作り方であるはずなのに、こんなにページを割く必要あるの?という感じで、グーテンベルクを使ったほうが便利なのは明らかで、ページを割いているせいでグーテンベルクでのページ作成部分にちょっとボリューム不足を感じてしまったのも事実。

他に気になったところ

レイアウトはもうすでに当たり前かのようにCSSグリッドを使って制作しており、記事ページでもCSSグリッドが使われています。

そこで気になったのが、フロートを使ったときにCSSグリッドでは回り込みがされず適用されないというところ。
どのように対処してあるんだろうと思っていたのですが、ちゃんとAPPENDIXでフロートについて触れられていました。

ブロックをグループ化することで解決できるとのことでしたが、自分自身で使う場合には問題ないかもしれませんが、これを他の人が使う場合は事前に教えておかないと問題が生じそうです。

あとCSSグリッドでいうと、幅広・全幅のレイアウトもどのように設定するのか気になっていたところで、面白かった部分でありました。

スピーディな情報提供は魅力

早くもエビスコムの電子書籍第2弾が配信されたのですが、早いスパンでの情報提供はとてもうれしくありがたいです。
それでいてこのボリュームで価格は1,000円ポッキリ(Kindle Unlimitedなら読み放題)というのはお得すぎます。

WordPressテーマ制作の本としては、ひとり突っ走っている感じがして独走状態と言ってもよいのでは?上記の感想ではいろいろと文句みたいなことも書いてしまいましたが、今回も楽しく読ませていただきましたし、勉強にもなりました。

本書内でも挙げられていましたが、自分だけ使うor他の人も使う、変更やカスタマイズが求められる、などによってページの作成の仕方もいろいろと変わってきそうです。
自分だけで使う場合なら、カスタムHTMLでゴリ押しするなんてやり方もアリなのかも……

今回もKindleのプリント・レプリカ形式になっていますが、索引や目次などからリンクでたどれるのは便利でラクです。本だとかさばりますし、プリント・レプリカ形式なら電子書籍オンリーでもオッケーかもしれません。